
僕のまーくん。
第45章 ドキドキの体育祭
A「大ちゃん、行くよぉ~お邪魔虫なんて
言わないからさぁクフフ」
まーくんがニコニコしながら、大ちゃん先輩に
言ってる。
O「相葉ちゃん達は、いいかもしれないけど、
前の二人はなぁ~絶対、二人きりがいい
んじゃね?ははっ」
大ちゃん先輩はそう言いながら、先に歩いてる
潤くんと先輩の後に続いて歩き出した。
A「みんなのほうが、こんな時は楽しいじゃん!
屋上行く?」
まーくんがそう言って、先に歩いてる先輩達に
A「ねぇ翔ちゃぁ~ん!松潤~上行かない~?」
って大声で叫んだ。
振り返った先輩と、潤くんは一体どこに向かおう
としていたのか……
先輩が遠目でも分かりやすいくらい、
悪いって顔しながら
S「あぁごめん!相葉くん、智くぅんオレ、ちょっと……」
って言いながら、潤くんのほうをチラリと指差し
したのが見えた。
それに気付いたまーくんが
A「あっ、そか!全然いいよぉ~後でねぇ♪♪
仲直りしてきなぁ!」
なんて、誰が聞いてるか分かんないのに大声で
返しながら大きくヒラヒラと手を振った。
A「そっか、そっか。うんうん♪今はあの子ら
二人きりが良かったか♪♪」
なんて、納得した様子でニコニコ頷きながら
A「僕らは上に行こっかぁ?」
と、僕と大ちゃん先輩にまーくんがそう言った。
O「……」
大ちゃん先輩が返事をしないから、僕が
まーくんに
N「うん、行こ?」
って返して結局お弁当は、屋上で三人で
食べる事にした。
************************************
A「ふぅ、暑っちい」
屋上について、日陰を選んでやっと
落ち着いた。
壁に僕とまーくんが二人並んで寄りかかって座り
大ちゃん先輩は、僕らの目の前に胡座をかいて
座った。
N「うん、疲れたぁ……」
僕がそう言ってハチマキを頭から外しながら
頭を掻いた。
大ちゃん先輩も、胡座を掻いた足の上に早速
お弁当を広げて、お手拭きでごしごしと
手を拭いていた。
まーくんは、僕の水筒を取って「はいっかずくん」
って言いながら、注いでくれたお茶を
差し出してくれた。
N「ありがと♡」
そんな僕らのやり取りを大ちゃん先輩が
じっと見てる。
