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僕のまーくん。

第45章 ドキドキの体育祭



A「大ちゃん、行くよぉ~お邪魔虫なんて
 言わないからさぁクフフ」


まーくんがニコニコしながら、大ちゃん先輩に
言ってる。


O「相葉ちゃん達は、いいかもしれないけど、
 前の二人はなぁ~絶対、二人きりがいい
 んじゃね?ははっ」


大ちゃん先輩はそう言いながら、先に歩いてる
潤くんと先輩の後に続いて歩き出した。


A「みんなのほうが、こんな時は楽しいじゃん!
 屋上行く?」


まーくんがそう言って、先に歩いてる先輩達に


A「ねぇ翔ちゃぁ~ん!松潤~上行かない~?」


って大声で叫んだ。


振り返った先輩と、潤くんは一体どこに向かおう
としていたのか……


先輩が遠目でも分かりやすいくらい、
悪いって顔しながら



S「あぁごめん!相葉くん、智くぅんオレ、ちょっと……」


って言いながら、潤くんのほうをチラリと指差し
したのが見えた。


それに気付いたまーくんが


A「あっ、そか!全然いいよぉ~後でねぇ♪♪
 仲直りしてきなぁ!」


なんて、誰が聞いてるか分かんないのに大声で
返しながら大きくヒラヒラと手を振った。


A「そっか、そっか。うんうん♪今はあの子ら
 二人きりが良かったか♪♪」


なんて、納得した様子でニコニコ頷きながら


A「僕らは上に行こっかぁ?」


と、僕と大ちゃん先輩にまーくんがそう言った。


O「……」


大ちゃん先輩が返事をしないから、僕が
まーくんに


N「うん、行こ?」


って返して結局お弁当は、屋上で三人で
食べる事にした。





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A「ふぅ、暑っちい」


屋上について、日陰を選んでやっと
落ち着いた。


壁に僕とまーくんが二人並んで寄りかかって座り
大ちゃん先輩は、僕らの目の前に胡座をかいて
座った。



N「うん、疲れたぁ……」



僕がそう言ってハチマキを頭から外しながら
頭を掻いた。


大ちゃん先輩も、胡座を掻いた足の上に早速
お弁当を広げて、お手拭きでごしごしと
手を拭いていた。


まーくんは、僕の水筒を取って「はいっかずくん」
って言いながら、注いでくれたお茶を
差し出してくれた。


N「ありがと♡」


そんな僕らのやり取りを大ちゃん先輩が
じっと見てる。



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