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僕のまーくん。

第45章 ドキドキの体育祭



唐揚げを頬張ってる大ちゃん先輩は
こっちを見ながらふにゃふにゃ笑ってるし。

本当にマイペースな人で、なんだか不思議な人。


せっかちなまーくんは、隣から大ちゃん先輩に


A「ねぇ、今うんって言った?言ったよね?
 は?どうして?なんであんな奴が大ちゃん
 とこに泊まったりすんだよ?どんな流れでさぁ
 !意味不明!」


プウッとほっぺを膨らませて大ちゃん先輩に
迫った。


質問攻めされた大ちゃん先輩は、迫り来る
まーくんをスルッと回避するように
さらりと答えた。


O「なんでって、あいつが泊めてって言うから~」


なぁんにもないように普通に答える大ちゃん先輩。
……まあ、確かに男同士だし問題ないっちゃない
かもだけど。


……この二人の朝の様子を見ちゃった僕らは
そうは思えなくて。

それは、まーくんもきっと一緒で。
あんな、距離感ただの先輩、後輩の関係には
見えないでしょ?

それにお泊まりした仲なんて聞けば、
色んな想像出来ちゃうじゃない。

猫を通じて……

本当にまさか、二人そういう関係になって
……んの?


A「大ちゃん、だってあいつ知り合ったばっかの
 奴だよ?それに、朝のあんなの……ちょっ、
 大ちゃんが襲われてるようにしか見えなかった
 しさぁ!」


まーくんがまくし立てる。
よっぽど、丸山くんが嫌なんだろうけど……
僕に絡んでる事もあるしさ。
まぁ、でも大事な親友が変なことに
巻き込まれてるんじゃないかって、
まーくんは、心配なんだよね。


この人、本当にほっとけない感じだしね。
ふわふわしてる感じがさ。

あんなガツガツ来るような丸山くんに
大ちゃん先輩が狙われてるんじゃないかって
気になってんだよねぇ……


なんか、目の前にいる大ちゃん先輩は
自分の話されてるのに「何が?」
みたいに、どこ吹く風って感じだけど。
フフフ



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