僕のまーくん。
第10章 5人で集まったら……
Aside
あの、初デートの日のかずくんとのLINEをした後、ちょっと迷って、僕は夜、翔ちゃんに連絡した。
「かずくんと遊ぶ約束したよ」
何故か速攻、既読になり…
ピコんッ🎵
「マジで!?」
一言、その勢いのまま、返ってきた返信に、思わずはやッ!って突っ込みながら、次の一言を打とうとタップしてる途中にまた、
ピコんッ🎵
「相葉くん、なんて言ったの?」
って。
「何も言ってないよ」
僕も一言返信する。
ピコんッ🎵
「二宮くん、どんな様子?」
はっ?どんな様子って何が?
「何が?」
と返すと
ピコんッ🎵
「俺の事。何も聞かれなかった?」
..……聞かれなかった?って何が?
ちょっと考えてたら、またすぐに
ピコんッ🎵
「急に遊ぶとかなってさ」
あー、そういう事……
「多分大丈夫」
「多分」って敢えて付けて返した。
案の定、
ピコんッ🎵
「多分って何❗多分って❗」
……翔ちゃんが、バタバタ慌てて打ってる様子が目に浮かぶ……
「かずくん、ちょっと人見知りだから」
って、とりあえず返す。
だって、ありのまま言えないでしょ。
苦手って言ってたなんて……
……しかも、それ以上に大きな事隠している僕。
だって、言えないよぉぉ~(泣)
ピコんッ🎵
「二宮くん可愛い❤」
………………………………………。
かなり、引いてる僕……
翔ちゃん、お願い!もう、冗談だって言って!
可愛いかずくんは、僕のものなんだからっ!
他の誰かにかずくんを、可愛いって言われるのは確かにかずくん可愛いから仕方ない。
でもっ!でも、胸がざわつく。
かずくんを誰かに取られるかもなんて、思ったら怖くなった
あんなに、いつも当たり前のように僕の近くにいるかずくんが、他の誰かの……まして、翔ちゃんと、くっついてるなんて絵、想像するだけで、泣きたくなった。
あー、僕が大丈夫か分かんないや……はぁ……
ピコんッ🎵
はぁ……もう、何っ!
「俺は部活ない日ならいつでもOK❗」
はい、そうですか……