僕のまーくん。
第10章 5人で集まったら……
Nside
しばらくぶりに、生まーくんに会えた。
相変わらず、カッコいいまーくん。
ちょっと焼けた肌の色が、茶色い髪の色と合ってる。いつ見てもオシャレな僕のまーくん。
今日は、黒でキメてるねっ❤
少し離れた所から手をブンブン振ってるまーくんに、僕も笑顔で振り返した。
まーくんの無邪気な笑顔に癒される。
さっきまで、あれこれ考えてた不安もちょっと小さくなったようだ。
まーくんに会えて、まーくんがくれたプレゼントのTシャツを似合うって言ってもらえて。
頭も、優しくポンポンってされて。
この上なく、テンションが上がる僕。
でも、痩せた?ちゃんと食ってる?挙げ句に女の子みたいなんて言われちゃ黙っちゃいられないッ!
ちょっと強気で、まーくんに言い返したけど……
ごめんごめんってまーくんに、サラッと言われちゃうし。
ケンカなんかしたくないから、僕は会えない間に思ってたことを、まーくんに言ってみた。
「まーくんに、会いたかった」
って。
こんな事言ってたら、女の子みたいなんて言われちゃっても仕方ないか……なんてちょっと思ってたら。
すぐにまーくんも
「僕もだよ」
って頭をヨシヨシって優しくなでてくれた。優しい目をしたまーくんに、またドキンと心が跳ねた。
久しぶりだし、なんか照れくさいや。
「そろそろ行く?」
なんて、ちょっと誤魔化して僕は歩きだした。