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僕のまーくん。

第10章 5人で集まったら……



駅前が、もう目の前に見えてきた。


只今、am10時45分。


ちょうどいい時間だ。

 

まーくんと肩を並べて横並びで歩いている僕。 



……やっぱ、ちょっと緊張してきちゃったな……



そうだ!潤くん、もう来てるかな?


潤くんは、僕の気持ちを唯一知ってるレアな人だ。


あの日の潤くんに、背中を押してもらえたから、まーくんに告白出来たと言っても過言ではない。


でも、その後の報告は、何度か聞かれたけど、なんとなく濁してまだはっきり潤くんにお伝えしていない。


そんな感じでの、今日だ。


ちょっと恥ずかしい……


まぁ、潤くんは茶化したりはしない人だろうけど。


あっ!いたっ!


うわぁ~潤くん!目立ってんなぁ!スマホを片手に、スラッと立ってる潤くん。


濃いイケメンフェイスも然り……


私服が一段と派手派手だ!どっかの芸能人みたいにオーラを放ってるよぉぉ


まーくんも同じ事思ったみたいで、横から


「松本くん!凄いねッ!色々目立つし、かっけぇ~🎵」


な~んて、誉めてる。


僕は、まーくんが一番カッコいいって思ってるよ❤なんて。


言おうと思ったら、向こう側の潤くんが僕らに気付いた。



「二ノっ!」


潤くんが、派手派手オーラを振り撒きながらキラキラな笑顔を僕らに向けた。


眩しいッ!潤くんっ!


「久しぶりだなぁ」


ってニコニコしてる。


「あっ、ちわっす。相葉先輩!今日はよろしくお願いしますっ!」


さすが、潤くんっ!


先輩相手に何にも臆せず、グイグイ挨拶してきた。


まーくんも、ニッコリ笑って、


「松本くん、こんにちは。今日は急にごめんね。あと、ふたり僕の友達が来るけど、よろしくねッ」

 
爽やかに挨拶を返す。


そんな、まーくんを見て潤くんは今度は横にいる僕を見ながら、なんだか意味のある笑みを浮かべて、


「あーはい。全然!!ってか、二人やっぱ、一緒だったんすねっ」


って。


……潤くん、やっぱ気づいてますか?



なんて思いながら、吊られて僕もニッコリ潤くんに返す。


「二ノ、私服可愛いじゃんっ!」

 
いきなり、可愛い!言われてリアクションに困る……


「じゅ、潤くんもいっつもそんなん?」


逆に聞き返す。


「ん?オレまーね」












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