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「凄いね！イケてるッ！」


グッと親指を立てて潤くんに、わざとウィンクしてみせた。


三人で、ワチャワチャと喋ってる時、背後から声をかけられた。


「ハイッ！みなさんこんにちはぁッ🎵」


…………出たッ！


って言ったら、お化けかなんか出たッ！みたいで失礼か……


もとい、来たッ！！


あの人が、ニコニコしながらテンション高々やってきて、僕らに


「ごめん！待ったぁ？」


これまた、近くで見るとクリックリの大きなキレイな目でみんなをクルッと見渡した。


「しょおちゃん！はぁい」


まーくんが言う。


「まだ大ちゃんが来てないから」


僕と潤くんは、先輩に


「ちわーす」
　　　

と頭を下げた。


「二宮くん……」



ん？



なんか、僕を呼んで急にフッと一瞬、真顔になったような気がした……けど。


何だろ?


気のせい？


「……はい。」


僕は、ちょっとまーくんの近くに移動して先輩を見たら、


「今日はたくさん遊ぼうぜぃっ！」


って急にテンション上げ上げな感じで言われた。　




…………………………。



「あー、はい。よろしくお願いします」



それだけ、目の前のテンション高い櫻井先輩にクールに返した。



潤くんも、横から


「オレも二ノとおなクラの、松本です。よろしくです」
　

って挨拶してた。



「松本くん？あの、テニス部で有名のイケメンな１年ッ！」


櫻井先輩が言う。


「いえ、とんでもないっスよ。櫻井先輩こそ、有名ですよっ?」


潤くんがニッコリ笑って言う。


「オレ～？なんでっ？しかも、名前までちゃんと知ってるしぃっ！」


櫻井先輩は、なんか驚いた顔して潤くんに返す


「だって、その顔でしかも、成績優秀、強豪校のうちのサッカー部のキャプテンですし、女子がいっつも話題に出してキャーキャー騒いでますよッ」


って熱弁する潤くん。



へぇ、そうなんだ。


あんまり、女子の会話にも興味ない僕は初めて聞いた事実だった。


……確かに、イケメンだしモテ要素ありありだもんな。僕は、最初からあんまり、いい印象持たなかったから、そんな事知らなかった。


そんな事考えてる間に、潤くんからまーくんの名前が出てハッ！となった



「相葉先輩も、有名ですよ🎵」