テキストサイズ

好きにしていいよ

第4章 再開





………好きなのかな




そんなことを考えると、胸がキュウと鳴って、心の奥まで暖かくなる。

今までやってきたどんなセックスよりも、気持ち良くて。

心まで、満たされる。




「はぁん…あっ!あぁっ…いっ、ちゃう…っ!!」

「イケよ」




優しく頭を抱えられながら、

後ろへと押し倒されて、騎乗位から正常位へと体勢が変わる。

どうやら俺の心と身体は繋がってるみたいで、無意識に欲望を締めつけていた。




「…っ、あんま締めつけんなっ…」

「あっ…ん…だって…ぁあっっ!!」




ガンガンと楔を突かれて、

吐息の混じた低い声が聞こえたと思ったら、ナカに熱いものが注がれた。




「…っそ…先にイッちまうなんて…かっこわりぃ―…」




拗ねたような声が可愛い。

顔が見たいと思った。

だけど俺に覆い被さって、枕に顔を押しつけてる状態じゃ見たくても見れない。




「イかせてやるから、安心しな?」

「俺は…もういいて…っ」

「こんな状態じゃツライだろ。いいから俺に任せなさい」

「あんま見んなっ…てかなんで…また大きくさせてんだよ!!」




忘れてた…

こいつ、黒谷敦史は、
かなり性欲の強い持ち主だったてことを………




ストーリーメニュー

TOPTOPへ