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好きにしていいよ

第4章 再開





イったばかりだというのに、黒谷敦史のものは俺の中で硬度を増していく。

ヒクヒクと後孔が収縮し、無意識に昴ぶりを締めつけてしまう。




「お前だって…欲しがってるじゃん…」

「いや…違うからっ…」

「うそつけ」

「やあぁ…っ…あっ!あっ!」




ギリギリまで引き抜かれては、一気に奥まで突き上げられて、放たれたままの白濁がグプリと音をたてた。

抜き差しを繰り返すたびに、耳に淫らな水音が脳内まで鳴り響き、

羞恥心でどうにかなりそうなのに、
快楽に弱い悠の身体は、反応してしまう。




「やっ…んぁ…ああっ!!」

「嫌じゃないだろ?こんなにさせて…」




指でピンと弾かれて、欲望が揺れた。

先端からは透明な液が溢れ、滴り落ちていく。




「あっ…ぁん…いっ…しょに…さわ…んないで…ああっ!!」




緩やかに欲望を扱かれ、律動が再開される。

前も後ろも攻められて強い快感に、おかしくなりそうだった。




その時、

誰かが足音を立て、
こちらにやってくる気配がした…




「今…物音がした…」

「うちの弟が帰ってきたんだろ。ほっとけ」

「バカだろっ…あんた…ぁん!」




お構いなしに揺さぶり続ける黒谷敦史を、悠は涙目で睨みつける。

生理的な涙が頬に伝い落ち、ダメだと思いながらも、火照った身体を沈めることはできない。




「やあぁ…ぁん…いっ…く」

「イけよ」




耳許で低い声で囁かれ、

それが合図かのように、白濁が勢いよく飛び散る。

それと同時に…

ガチャリと、ドアノブが回る音がした。




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