心の隙間に…「君を好きにならない」スピンオフ
第2章 マグカップ
さっき繋げた
コータとのLINEを
画面に出し
なんだよ
あっさり帰りやがって
と、心の中で呟きながら
目を閉じる
その時脳裏に浮かんだのは
向井さんの顔じゃなく…
コータの顔だった
えっ…なんで…
思わず目を開けると
そこには
コータの飲んだ空き缶が
並んでいた
寂しい
寂しいよコータ
やっぱり
寝落ちするまで
居てもらえばよかった
いや
帰したり
しなきゃよかった…
くそっ…寂しくて
たまんねぇ…
気がつくと
コータが居た時には
全く流れなかった涙が
また
俺の目から
流れていた
寒い中
コータは
駅まで歩いてるんだろうか
風邪、引かないかな
まだ始発まで
しばらく時間がある
コンビニにでも寄って
あったまってくれてたらいいんだけど…
俺は
涙を拭きながら
そんなことを
グルグルと考え
結局眠れないまま
始発の時間を迎えてしまった
電車乗ったかな…コータ
気になって仕方ない俺は
たまらず
コータにLINEを入れた
「始発乗れた?」
すると直ぐに
返信が来た
「寝てないんですか?」
「うん。
始発乗った?」
「乗ってません」
「え?タクシー?」
「いえ、部屋の前に居ます」
え?!
コータとのLINEを
画面に出し
なんだよ
あっさり帰りやがって
と、心の中で呟きながら
目を閉じる
その時脳裏に浮かんだのは
向井さんの顔じゃなく…
コータの顔だった
えっ…なんで…
思わず目を開けると
そこには
コータの飲んだ空き缶が
並んでいた
寂しい
寂しいよコータ
やっぱり
寝落ちするまで
居てもらえばよかった
いや
帰したり
しなきゃよかった…
くそっ…寂しくて
たまんねぇ…
気がつくと
コータが居た時には
全く流れなかった涙が
また
俺の目から
流れていた
寒い中
コータは
駅まで歩いてるんだろうか
風邪、引かないかな
まだ始発まで
しばらく時間がある
コンビニにでも寄って
あったまってくれてたらいいんだけど…
俺は
涙を拭きながら
そんなことを
グルグルと考え
結局眠れないまま
始発の時間を迎えてしまった
電車乗ったかな…コータ
気になって仕方ない俺は
たまらず
コータにLINEを入れた
「始発乗れた?」
すると直ぐに
返信が来た
「寝てないんですか?」
「うん。
始発乗った?」
「乗ってません」
「え?タクシー?」
「いえ、部屋の前に居ます」
え?!