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心の隙間に…「君を好きにならない」スピンオフ

第2章 マグカップ

コータに
抱かれていると

キス…したいな

とさえ思う


今日初めて会った
コータに
そんなことを
考えてしまう俺は
おかしいんだろうか


セックスなんて
求めてないけど

今コータが
キスしてくれたら

俺…嬉しいかも…


「翔輝さん」


「ん?」


名前を呼ばれて
コータを見上げると
コータは
少し身体を起こして
俺を見下ろし
俺の頰に触れた


「正直に言っていいんです」


「え?」


「キスしたいって」



「……」

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