エッチなJKは嫌いですか?
第1章 出会い
「俺じゃなかったら襲われてたかもよ」
「優さんでよかった。これからはお酒気をつけます」
その「優さん」も襲おうとして無理矢理いっぱい飲ませたんだけどなあ。
まだ男に騙されたりしたことないのかな。
美咲ちゃんがベッドの横に置いていた鞄から携帯を出して、暗い画面を鏡代わりに顔を見る。
「メイク…落としてもいいですか…」
目の周りがボロボロになっている。
「この部屋でて目の前の扉が洗面所。わからないことあったら呼んでね。ここにいるから」
「ありがとうございます」
美咲ちゃんは鞄から化粧ポーチを取り出して、洗面所に向かった。
目眩がするのかよたよたと歩く姿が心配だった。
思ったよりすぐに帰ってきた美咲ちゃんは、すっぴんになっていて「化粧するのめんどくさい」といって笑った。