エッチなJKは嫌いですか?
第2章 一目惚れ
「俺ん家泊まってもいいんだよーって言われてもだよねえ」
「心配されちゃいますしね…。でも優さんの家、すごく居心地良かったです」
主に優さんの匂いで充満されていたから。
優さんは優しく笑って、長い睫毛を伏せた。
「嫌なことがあったら、いつでも話聞くからね」
「…ありがとうございます」
久しぶりに優しい言葉に触れて少し泣きそうになる。
「そんな暗い顔しないで」
と笑って見せる優さんの笑顔にも翳りがあって、すこしおかしい。
「優さんも会社の愚痴聞きますよ」
「残業ばっかり、とかそんなのばっかりだよ。僻みとか」