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エッチなJKは嫌いですか?

第1章 出会い


「あっ」

会場の証明が一気に消えて、大きな音と共にスクリーンに映像が映し出される。

「はじまったね」
と言うようなことをサラリーマンは言ったけど、爆音のせいで聞こえなかった。


その日の公演は成功に終わり、この日のために生きてきたんだという実感がひしひしと湧き上がってきた。

「すんごい良かったね」

サラリーマンは途中で脱いだのか、ジャケットを手に持ってシャツだけに、そしてネクタイも少し緩めている。エロい。

「ああ、はい、あの最初のMCの後からの流れ最高でしたね。今回の選曲秀逸でした」

私の周りにこんなに音楽が好きな人がいないから、ついつい語れることに舞い上がってしまう。
二人で歩きながら語り合う。
周りの人は私達のことをカップルって思うかな、なんて考えてキュンキュンしたりもした。

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