エッチなJKは嫌いですか?
第5章 処女喪失
「ぐっすり眠れました」
「昨日はちょっと乱暴でごめんね?…痛いところとかない?」
優さんが眠たそうに目を半開きにさせたまま私の頭を気だるそうに撫でる。なのに愛を感じる。
「付き合う前にエッチするとかほんと論外だよね、もう…情けない」
「いやぁ…でも気持ちよかったし結果的に付き合えたし、私は全然いいと思ってますよ」
「でもダメだよー、まだまだ子供の美咲ちゃんにこんなー」
本当に子供だからなあ、と焦る。たまに勘付かれてるんじゃないかいかと本当に不安になる時がある。
でもまだ全然付き合ってる実感がない、というか、今までみたいに学校で告白して、手を繋ぐのに1ヶ月かかって、、みたいな恋愛とは全然違う。
突然本当に20歳になったみたいだなあ。
「改めてよろしく。彼女さん」
私が戸惑うとわかっていて言ったようで、クスクス笑っていた。
「そんなにずっと緊張してなくてもいいんだよ、敬語もいいし」
「優さんかっこいいから…緊張しちゃうんです。優さんが悪い。かっこよすぎる」
「そういうの照れるからさあ、ずるいなあ」