エッチなJKは嫌いですか?
第7章 未成年
できるだけ優しい声で慰める。
『…負担になってないですか?』
「え?」
『電話しなきゃ、とかデートしなきゃとか色々疲れませんか』
少し塞ぎ込むみたいになっていて、相当悩んでるんだなあと思う。
「疲れないよ。なんなら疲れた時にそうやって美咲ちゃんのこと考えたらちょっと元気でるし。まず、
俺負担になるようなことわざわざしないし」
ちゃんと慰めになってるかどうかも分からなくて不安になる。でも俺が思ってることは伝えた。
『ありがとうございます。なんだか照れくさいですね』
美咲ちゃんがちょっと笑う。
「だから何かあったらいつでも頼って来てくれていいし、気遣わなくてもいいんだよ」
1番伝えたいことは伝えた。
俺に気遣って欲しくない、それが1番だった。
「難しいですけどねー、頑張ってみます」
少し声色が明るくなっている。