君はぼくの全て
第11章 補習 1
それでも懲りずに周りをキョロキョロしてからほっぺにちゅーをしてくれたまーくん
じゃあね、と歩いて行く後ろ姿を見送る俺の顔はやっぱり弛んでて
まーくん大好き
つい口に出して呟く
そして
この “好き“ はどのくらい大きくなるんだろうなんて考えて
きっと際限なんかないって結論付けた
「さ、パソコンパソコン」
まーくんには調べないと言ったアレを検索するんだ
もう怖くならないように
まーくんをもう蹴らないように
そしてお互いがもっと幸せになるように
ー…早く「その日」が来ますように