君はぼくの全て
第13章 補習 3
えー、でもお泊まりだよ?
母さんだってそれを匂わせる発言してるよ?
まーくん1人が普通って、おかしくない?
まぁ、もしまーくんが本当にその気がなくても、俺からちゅーぐらいはねだってもいっか
えっちは……したいような怖いような、まだ微妙だし
『和也?なに黙り込んでるの?やーらしい』
「へ?な、べ、別にっ」
…動揺しまくりで母さんが笑った
つか、やらしいって何だ、やらしいって!
高校生、…しかもまだ1年の息子にそれ言っちゃう?
『ま、雅紀くんと仲良くね。和也いないならお父さんとデートするわ』
「あっそ」
『もしかしたら弟か妹出来るかしらー』
「やめてキモい」
もうやだ
話がどんどんおかしくなってる
えーい、もう切る!親の生々しい話は聞きたくない
…と思ってたら、母さんの方から『じゃあね!』と唐突に切られた
何か
切るって分かってても先越されるとちょびっとムカつく