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君はぼくの全て

第14章 補習 4


「か、かず……」

まーくんが上擦った声を上げた

だよね、そうだよね

やっちゃった自分だって、今どうして良いか分からない位動揺してるし

抱き着くのなんて、当たり前で普通な筈なのに何でだろ

学校でだってどこでだって、平気で出来てるのに

布団を敷いてるからなのか

はたまたえっちなんて言葉が頭を駆け巡ったからか


ー…あ、何か、なんつーか

間近にある唇から目が離せなくなってる

身体がムズムズする、ってかジンジンする

まーくんの体温にドキドキするのに、もっとくっついていたい


ねぇ、これってさ

パソコンで色々なサイト見ていくつかに書いてあったけどさ



……俺、発情してるってやつ?


「ねぇ、まーくん」

チラ、とまーくんを見上げると困り顔ながらも視線を合わせてくれた

「ん、…なに?」

ああ、この掠れ気味な声も腰に来るのか

んじゃ、やっぱり間違いないっぽい

「あのね」

「…うん」



「……えっち、したい」

まーくんの視線から目を逸らし、何か言おうと開きかけた唇に噛み付くように自分のそれを重ねていた

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