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君はぼくの全て

第9章 特別授業 3


熱を孕んだ瞳に捉えられながら、片手がシャツの中に潜り込んで直に素肌を撫でる

少し汗ばんだ手のひらからまーくんの熱が伝わって、またドキドキが大きくなっていく

だってね、まーくんの撫でる手がホント優しいんだもん

手のひらからも “好き“ が伝わってくる気がするんだ

「ん…っ」

やわやわと辿る指先が、胸の先にチョンと触れる

何だか変な感触に一瞬息を飲んだ

こそばゆいような、変な感じでムズムズする


だけど

まーくんの指がそこをしつこく触ってくるうちにムズムズが違うムズムズに変わって来た事に気付いた

「ゃん…っ」

なんか……、これ、ヤバい

変な声が勝手に出ちゃいそうになるんだけど


「かず…、ここ、気持ちいい?」

「ふぇ…、え…?」

「固くなってきた」

「え、あ…っ」

まーくんに言われて、このムズムズが気持ちいいんだと漸く察したけど

だからってこんな声、恥ずかしすぎて聞かせたくない…!

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