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君はぼくの全て

第9章 特別授業 3


「…っ」

まーくんの唇がほっぺたから耳に移動した

最初は触れるだけだったのが、はむ、と耳朶を優しく噛んで

それから耳の形をなぞるように唇が動いて



「ひゃんっ」

ぐちゅ、と湿った音と共に背中を駆け抜けるぞくぞくが襲った

耳…っ、耳の中舐められた…!


耳って感じやすいって聞いた事はあったけど、…こんなに凄いの?

びくびく身体は跳ねちゃうし、ぞくぞくが頭の中まで押し寄せてる

直接響く湿った音は、嫌でもえっちな気持ちを大きくしちゃって


「まーく、んやっ、あ…っ」

髪を撫でる手も、優しく肩から腕を撫でる手も

全部 “気持ちいい“ に変換されてく気がした



腕を撫でてたまーくんの手が、お腹の辺りを擦る

出しっぱなしのシャツがその動きに合わせて捲り上がったり戻ったり

時々ずれて直に触れる指にまた身体がびくって跳ねて


まーくんが耳から顔を離して俺を見つめてくれたけど

…なんか、多分

まーくんのこんな顔、初めて見た

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