月明かりの追憶
第5章 迷走する恋
藤「ったく、お前って奴はどうしていつも無茶ばかりをするんだよ」
北「…信じて‥いたから…必ず‥来てくれ…るって」
藤「くっ、バカ」
ほんと大バカ野郎だ、少しは自分の身体を大事にしろって。
と、そのとき。
北「うぐっ」
横二「ミツ!」
玉「どうしたの!?」
藤「なっ」
北山は、苦しそうにうずくまり。
北「いって…心臓が‥うっあ…ああっ」
藤「わた!」
横「しまった、いちど奴に魂を掴まれたことで心臓が壊死し始めているんだ」
藤「なに!?」
玉「そんな」
二「しっかり」
北「締め…つけ‥て…堪ら‥ねぇ」
藤「おい北山」
どうしたらいい?
俺は、のたうち回るその身体を必死で抱きしめ支える。
横「裕太お前の玉の力を使ってみよう」
藤「わた」
玉「俺の」
横「そう、その癒しの能力をミツに」
玉「分かった」
横「俺は心臓に巣くっている闇を浄化する」
二「わったータマ、ミツを助けて」
横「行くよ」
玉「うん」
それは、一か八かの賭けだった失敗すれば北山は死ぬ。
横「浄化」
玉「癒しフルパワー全開」
ピカッ、2人の放つ光りが北山の身体を包み込み。
ニ「ミツは?ガヤ」
藤「落ち着いたみたい」
横「やった」
玉「良かったぁ」
取り合えず一件落着、そう胸を撫で下ろしていた時だった。
んっ?
こいつは、何故だか潤んだ瞳で俺を見つめ。
まさかおねだり?なわけ…が、その唇が微かに動く。
北「…キ‥ス…」
藤「ちょ待てマジで!?無理だってタマも、ニカ、わただっているのに」
しかし、北山はギュッと抱きつき必死で訴えてくる。
北「し…て‥くれよ」
藤「いっ、やぁ、ハハッ」
それを見ていた3人が。
玉「してあげれば」
藤「タマ!?」
二「あげなよガヤ、ニヤッ」
藤「ニカ」
横「やってやれって太輔、ミツがそうして欲しいと言っているんだから」
えぇーっ、ハズいじゃん。
が、俺は正直 北山のこの眼に弱い。
藤「分かっ…たよ」
北「ニコッ」
そう言うと、嬉しそうに微笑み。
チュッ!
最初は軽くそれから深く、俺達は互いの存在を確かめ合うかのようにキスを交わす。
わたとタマ、ニカの3人が見守るその中で。
北「…信じて‥いたから…必ず‥来てくれ…るって」
藤「くっ、バカ」
ほんと大バカ野郎だ、少しは自分の身体を大事にしろって。
と、そのとき。
北「うぐっ」
横二「ミツ!」
玉「どうしたの!?」
藤「なっ」
北山は、苦しそうにうずくまり。
北「いって…心臓が‥うっあ…ああっ」
藤「わた!」
横「しまった、いちど奴に魂を掴まれたことで心臓が壊死し始めているんだ」
藤「なに!?」
玉「そんな」
二「しっかり」
北「締め…つけ‥て…堪ら‥ねぇ」
藤「おい北山」
どうしたらいい?
俺は、のたうち回るその身体を必死で抱きしめ支える。
横「裕太お前の玉の力を使ってみよう」
藤「わた」
玉「俺の」
横「そう、その癒しの能力をミツに」
玉「分かった」
横「俺は心臓に巣くっている闇を浄化する」
二「わったータマ、ミツを助けて」
横「行くよ」
玉「うん」
それは、一か八かの賭けだった失敗すれば北山は死ぬ。
横「浄化」
玉「癒しフルパワー全開」
ピカッ、2人の放つ光りが北山の身体を包み込み。
ニ「ミツは?ガヤ」
藤「落ち着いたみたい」
横「やった」
玉「良かったぁ」
取り合えず一件落着、そう胸を撫で下ろしていた時だった。
んっ?
こいつは、何故だか潤んだ瞳で俺を見つめ。
まさかおねだり?なわけ…が、その唇が微かに動く。
北「…キ‥ス…」
藤「ちょ待てマジで!?無理だってタマも、ニカ、わただっているのに」
しかし、北山はギュッと抱きつき必死で訴えてくる。
北「し…て‥くれよ」
藤「いっ、やぁ、ハハッ」
それを見ていた3人が。
玉「してあげれば」
藤「タマ!?」
二「あげなよガヤ、ニヤッ」
藤「ニカ」
横「やってやれって太輔、ミツがそうして欲しいと言っているんだから」
えぇーっ、ハズいじゃん。
が、俺は正直 北山のこの眼に弱い。
藤「分かっ…たよ」
北「ニコッ」
そう言うと、嬉しそうに微笑み。
チュッ!
最初は軽くそれから深く、俺達は互いの存在を確かめ合うかのようにキスを交わす。
わたとタマ、ニカの3人が見守るその中で。