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月明かりの追憶

第5章 迷走する恋

二「ガヤが合流しないかって言ってきてるけど、どうする」

北「これから?」

二「うん」

北「まぁーいいんじゃね」



別に、俺に会いたいわけじゃないんだろうしさ。

ちょっと拗ねぎみの自分、そして。



千「ニカ!」

二「千賀あぁーっ」



あらま合流したらニカと千賀くっつきまくりだ、アハッ



藤「飲みに行かない?いい店を知っているんだ」

千「いいね、いいねぇ」

二「let's goー」



はいはい、フッ

チラッと、藤ヶ谷の視線がこっちを見る。

分かっています分かっていますとも兄貴ですからね、ちゃーんと最年少二人の面倒は見ますよ。

数分後―



北「だからぁ、俺はね」

千「はいはい、ハハッ」

二「ミツ、飲み過ぎ」

北「ただ、たださ、うん」

二「言ってること、ぜーんぜん分からないし」

千「ほーんと」

藤「クスッ」



酔っ払ってなんかいません、うん酔ってない。

それから…



北「ふーじーがーやー」

藤「なに?」

北「んふふっ、好き」

二「ミツ、ここお店だよ」

北「しゅきーっ、ギュウ」

二「あら、抱きついちゃった」

藤「クスクスッ」

千「でもガヤさん嬉しそう」

二「めっちゃ顔がニヤけてる」

藤「そう?フッ」



更に、時間が経ち。



二「んぎゃあーミツ、暴れるなぁ」

千「ガヤさん、どうにかしてもう」

北「藤ヶ谷?藤ヶ谷だぁ、バシッ、バシッ」

藤「痛っ、叩くなって背中」

北「ガハハハッ、藤ヶ谷がいた」

藤「さっきからいるけど」

北「んー俺ね、俺…ニコッ」

千「あっ」

二「ガヤの肩にもたれ掛かって寝ちゃったよ」

藤「クスクスッ」



気持ちいいなぁ、んふふっ、なんでだろう凄く心が安まる。




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