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月明かりの追憶

第4章 募る想い

ジャージャーッ、ジャーッ、あれ?なんか忘れてない。

ジャージャーッ、さっき藤ヶ谷なんて言ったっけ?

ジャージャーッ、ジャージャーッ

“あれからそのまま寝ちゃったし中に俺のが”



北「うっおぉーっ、マジか」



ドンドンドン!



藤「北山、どうした、おい北山、ドンドンドン」



数分後―



藤「だから一緒に入るって言ったんじゃん、ちゃんと自分で出せた?」

北「がっ、頑張りました…つうか」

藤「なに?」

北「お前にやらせたら先が見えてるし」

藤「あはっ、当然、ニヤッ」

北「うっわニヤけた顔し絶対いっしょに入らないからな」

藤「クスッ、ごはん食べようか」

北「納豆はある?」

藤「ちゃんと用意してあるよ、ニコッ」



それから―



北「チラッ、チラチラッ」

藤「あのさ、なんでそんな離れた場所から俺のこと見てるの」

北「別に、意味はない」

藤「クスッ」



何故だか俺は、傍へは寄れず。



藤「北山、仕事は?」

北「午後からラジオ」

藤「あっ、わたと一緒」

北「うん、藤ヶ谷は?」

藤「俺?俺はねぇ」



たわいもない話し 、時間はあっという間に過ぎていき。




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