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千年の花嫁

第1章 はじめに

ここではStory背景および登場人物の紹介をさせて頂きます。


日本では古くから神社にいろんな神が祀られていて、それに関するお話も数多く存在しているわけですが。

その中でも今回は、妖狐を題材にした物語りをお届け致します。

まずは、種族の仕組みを理解して頂くため彼らの階級についてピラミット型で説明するとしましょう。



○赤狐(せきこ)

その名の通り赤い毛をしている一番最下層の狐です。

○白狐(びゃっこ)
○黒狐(くろこ)

赤より神通力が強く真ん中に位置しています。

○金狐(きんこ)
○銀狐(ぎんこ)

最上層に位置し稲荷の名家と言われているそうです。



この稲荷の名家が、いってみれば稲荷神社に神として祀られている狐の子孫。

そう思って頂ければよいのではないでしょうか。

そして、妖狐の尻尾は最初1本から始まり年齢と共に増えていき。

1000年を迎える頃には九尾、それを越えると4本に減り天狐となると言われ3000年で尾は全て無くなり空狐。

つまりは大神狐、神となるそうです。

が、そこまで生きること自体が難しく大抵の妖狐の寿命は1000年くらいと言われています。

こういったことを踏まえた上で物語りへと入って頂ければ背景が理解できるのではないかと思います。

では、これよりその背景から皆さまを不思議な世界へと道案内させて頂く事にしましょう。

時は今から数十年前の話し、場所は日本の何処かにある小さな村。

その名を稲荷村と言い、古くから狐を神として崇め村の守護神として信じて来た人々がそこにはいました。




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