千年の花嫁
第7章 希望の花嫁②
藤「話したいなら呼ぶけど、どうする?」
北「頼む」
藤「郁人、ハッシー、ちょとこっちへ来い」
すると―
橋「はーい」
河「なんだよ太輔」
藤「こいつが、お前らと話しがしたいんだってさ」
河「んっ?」
すぐさま傍へと寄って来る。
藤「実は宏光はニカとは義理の兄弟で 五関やトッツーとはダチなんだ」
河「うえっ、マジで!?」
橋「4人とも友達だったの」
北「あの五関、元気?」
河「うん、まぁーな」
藤「あれから変わらないの?」
河「俺が、こんなんだから上手く伝わってないのかもしれない」
北「‥‥‥」
河「でも、あいつの事すっげぇ大切に思っている。それだけは胸張って言えるから」
北「分かった、その言葉を信じるよ」
河「ありがと」
橋「僕もトッツーを大事にしているよ」
北「うん」
橋「めっちゃラブラブだから心配しないでね」
北「ふっ」
そしたら、少しだけ気分がほぐれ。
横「太輔みんな待ってる、そろそろ始めてもいい?」
藤「覚悟はいいな」
北「コクン」
見渡せば、そこには妖狐が大勢いてよ。
横「これより我らが長である 藤ヶ谷太輔と 北山宏光の婚礼の儀を行う」
“わあぁーっ”
とたん、俺達は沸き上がる歓声とコールに包まれ。
いよいよだ…
太輔の手にある金色に輝くグラスが、眼の中へ入った瞬間。
この中に、あの液体が。
そう思ったと同時に再び身体は震え出し、けどもう後戻りは出来ない。
意を決し俺は、そのときを待つ。
苦しみ、悲しみを希望へと変える為に。
それが自分の役割だと信じて―
北「頼む」
藤「郁人、ハッシー、ちょとこっちへ来い」
すると―
橋「はーい」
河「なんだよ太輔」
藤「こいつが、お前らと話しがしたいんだってさ」
河「んっ?」
すぐさま傍へと寄って来る。
藤「実は宏光はニカとは義理の兄弟で 五関やトッツーとはダチなんだ」
河「うえっ、マジで!?」
橋「4人とも友達だったの」
北「あの五関、元気?」
河「うん、まぁーな」
藤「あれから変わらないの?」
河「俺が、こんなんだから上手く伝わってないのかもしれない」
北「‥‥‥」
河「でも、あいつの事すっげぇ大切に思っている。それだけは胸張って言えるから」
北「分かった、その言葉を信じるよ」
河「ありがと」
橋「僕もトッツーを大事にしているよ」
北「うん」
橋「めっちゃラブラブだから心配しないでね」
北「ふっ」
そしたら、少しだけ気分がほぐれ。
横「太輔みんな待ってる、そろそろ始めてもいい?」
藤「覚悟はいいな」
北「コクン」
見渡せば、そこには妖狐が大勢いてよ。
横「これより我らが長である 藤ヶ谷太輔と 北山宏光の婚礼の儀を行う」
“わあぁーっ”
とたん、俺達は沸き上がる歓声とコールに包まれ。
いよいよだ…
太輔の手にある金色に輝くグラスが、眼の中へ入った瞬間。
この中に、あの液体が。
そう思ったと同時に再び身体は震え出し、けどもう後戻りは出来ない。
意を決し俺は、そのときを待つ。
苦しみ、悲しみを希望へと変える為に。
それが自分の役割だと信じて―