テキストサイズ

千年の花嫁

第10章 不器用な愛情



河「だったら挿れる、いいんだな?」



ズブッと貫いた熱い塊。



五「いっ、いてぇーっ」



とたん、物凄い痛みが身体を突き抜け叫ぶ俺の唇を郁人の口が塞ぐ。



五「んぐぐ、んっ」



それでも、手をバタバタさせていたら今度は両手を握り締められ。



五「…つはっ‥くぅ…」

河「全部入った、ほら無事ヴァージンを喪失できたってわけさ フッ」

五「なにが無事だ痛いじゃん、ううっ」

河「悪い、でもここからは感じさせてやるから」



グングングンと突いて来る郁人の腰、暫くすると痛みは薄れ逆に怒濤の如く快感が押し寄せて来て。



五「ふっあっ、いっ、あぁ、あぁーっ」

河「どう五関、女の身体で感じる快感は?ニコッ」

五「あぁ、ああぁ、いっ、すげっ、いぃーっ」



益々、全身は熱く火照り。



五「うあっ、当たってる、奥に、何か、ああぁ」

河「お前の子宮だって」

五「しっ、子宮、あうっ、郁人、郁人おぉーっ」

河「そこに俺の種をしっかりと植え込んでやるから」



ズゴッ、ズゴッ!



五「んああっ、おっ、奥が奥があぁーっ」



痙攣している…クッ



河「行くぜ五関、パンパンパン、グイッ、グンッ」

五「くぅーっ、ハァハァハァ」



だが、俺はこのとき確かに感じたんだ。



河「やった、フッ」



中で出されてしまった瞬間に、自分の奥にある子宮が喜びに震えているのを。

ってことは…

それから、結局は抱かれ続ける毎日に戻ってしまい1ヶ月後。



五「うぷっ」



気持ち悪い、ダダッ!



河「五関!」



その予感は、現実となって自分の身体へ降りかかって来る事となる。

新たな不安と共に―




ストーリーメニュー

TOPTOPへ