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千年の花嫁

第10章 不器用な愛情

河「落ち着いたみたいだな、じゃ俺 行くわ」



と、その瞬間にグイッと。



河「なっ、五関!」



自分でも、どうしてそんな事をしてしまったのか分からない。



河「おまっ」



気がつくと、俺は郁人の身体を引き寄せてしまっていて。



五「勝手なことばっか言ってないで責任を取れ」

河「どういう意味で言っているの?」

五「そんなの自分で考えるもんで聞くことじゃないだろ」



そしたら━



河「俺らの責任の取り方は1つしかない、それを分かっていて言っているのか」

五「くっ、ゴタゴタ言ってないで」



チュッと重なった唇。



五「んんっ(郁…人)」



途端に身体は、どうしようもないくらいに疼き

なっ、なんだよ!?これ。



五「ふっ、郁、ああっ」

河「だったら愛してやる」

五「あぁ、郁人おぉーっ」



自分が、それを求めてしまっている事を否応なしに認めさせられてしまう。



河「すっげーお前のここ半端ないほど濡れている」

五「あっ、あぁ、ああぁ」

河「なっなっ、本当に挿れても構わないわけ」

五「郁人、ああっ、なんか来る、あっ、あぁーっ」

河「うえぇーっ、塩吹いちまった」

五「ぁ…ハァハァハァ」



きっ、気持ちいい!クッ

あげく奥から沸き上がって来る衝動に。



五「郁人、郁人、なんとかしてくれってぇ」

河「五関」

五「奥が…熱い‥堪らなく熱いんだ」

河「‥‥っ」



いったい俺の身体の中で何が起こっているのか、それが分からないまま。

必死に、その身体へしがみつき縋るように見つめると。




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