千年の花嫁
第2章 甦った伝説
ニ「んっ?あぁ、この尻尾の持ち主」
千「もしかして今頃、気がついたわけ?あり得ねぇ散々引っ張っといてさ」
ニ「悪い痛かったか」
千「もういいよ、それより」
なるほど、つまりは…ハッ
ニ「なぁ、ここに五関って奴いる?それとトッツー戸塚祥太、おい、どうなんだよ」
グイッと胸ぐらを掴み問いただすと。
千「くっ、苦ぢい、よっ、横尾さーん助けてぇ俺じゃ手に負えない」
こいつは、半べそをかき叫びながら泣き出してしまって。
ニ「ごめんマジで悪かった」
千「…っ、ハァハァハァ」
ニ「ホントもうしないから許して、なっ?」
千「じゃ俺の言うことを聞いてくれる」
ニ「あぁ、なんでも聞く」
千「では、まずぅーニッ」
ニ「んっ?」
ちょーっと待った。
千「なんでも聞いてくれるって言ったろ、クスッ」
そりゃ言ったけど…
千「ほら、ちゃんと綺麗に洗って。これから横尾さんのお嫁さんになるんだから」
嫁えぇーっ!?
が、このとき俺はやっと事の重大さに気づいたんだ
ニ「冗談じゃねぇ」
千「次は、はいこれを着る、あっ下着はつけなくていいから」
ニ「なんで?」
千「もぉー分からないのか婚礼の儀の後には初夜が待っているんだから決まってるじゃん」
ニ「しょ、初夜あぁ」
千「横尾さん準備ができたよぉ」
あり得ない…
横「随分と時間が掛かってたね健永、クスッ」
千「だって、こいつったら」
横「言葉遣いには気をつけな俺の大切な姫なんだから」
千「あ、ごめん」
この声、あのときの。
そして現れた、その姿を見て驚いてしまう。
横「ふっ、待ちくたびれたよ俺の花嫁」
ニ「‥‥っ」
横「これから宜しく」
それは九尾の狐だったんだ、銀色に輝く毛並みを持つ。
本物…だよな?
横「俺の名は横尾渉、わったーとも呼ばれている」
ニ「わったー?」
横「階級は最上層銀の九尾だ」
ニ「ってことは」
1000年近くは、生きているというあの。
千「金の狐と銀の狐は稲荷の名門、空狐の血筋なんだぜ ニコッ」
ニ「空狐?」
横「お前ら人間たちが稲荷神社に祀っている神のことさ」
ニ「マジで?」
千「もしかして今頃、気がついたわけ?あり得ねぇ散々引っ張っといてさ」
ニ「悪い痛かったか」
千「もういいよ、それより」
なるほど、つまりは…ハッ
ニ「なぁ、ここに五関って奴いる?それとトッツー戸塚祥太、おい、どうなんだよ」
グイッと胸ぐらを掴み問いただすと。
千「くっ、苦ぢい、よっ、横尾さーん助けてぇ俺じゃ手に負えない」
こいつは、半べそをかき叫びながら泣き出してしまって。
ニ「ごめんマジで悪かった」
千「…っ、ハァハァハァ」
ニ「ホントもうしないから許して、なっ?」
千「じゃ俺の言うことを聞いてくれる」
ニ「あぁ、なんでも聞く」
千「では、まずぅーニッ」
ニ「んっ?」
ちょーっと待った。
千「なんでも聞いてくれるって言ったろ、クスッ」
そりゃ言ったけど…
千「ほら、ちゃんと綺麗に洗って。これから横尾さんのお嫁さんになるんだから」
嫁えぇーっ!?
が、このとき俺はやっと事の重大さに気づいたんだ
ニ「冗談じゃねぇ」
千「次は、はいこれを着る、あっ下着はつけなくていいから」
ニ「なんで?」
千「もぉー分からないのか婚礼の儀の後には初夜が待っているんだから決まってるじゃん」
ニ「しょ、初夜あぁ」
千「横尾さん準備ができたよぉ」
あり得ない…
横「随分と時間が掛かってたね健永、クスッ」
千「だって、こいつったら」
横「言葉遣いには気をつけな俺の大切な姫なんだから」
千「あ、ごめん」
この声、あのときの。
そして現れた、その姿を見て驚いてしまう。
横「ふっ、待ちくたびれたよ俺の花嫁」
ニ「‥‥っ」
横「これから宜しく」
それは九尾の狐だったんだ、銀色に輝く毛並みを持つ。
本物…だよな?
横「俺の名は横尾渉、わったーとも呼ばれている」
ニ「わったー?」
横「階級は最上層銀の九尾だ」
ニ「ってことは」
1000年近くは、生きているというあの。
千「金の狐と銀の狐は稲荷の名門、空狐の血筋なんだぜ ニコッ」
ニ「空狐?」
横「お前ら人間たちが稲荷神社に祀っている神のことさ」
ニ「マジで?」