千年の花嫁
第2章 甦った伝説
「なら祭りの日の前日つまり明後日の深夜2時に独りでここへ来い」
明後日、深夜2時だな。
「そいつの事を覚えていればの話しだけど」
忘れるもんか。
「その根性、気に入った宏光」
なんで俺の名を?
「ずっと見ていたからさ」
いつから?
「お前が生を受けた日からずっと、フッ」
あんた、いったい誰?
北「おい答えろ」
ふわっと風がまた吹き俺の頬を撫でる。
「今は家に帰るんだ、そして親孝行をしてやれ。その日までに」
なっ…
「子を思う親の気持ちは、ときには強すぎて暴走してしまう事もある」
何が言いたい?
「だが子にとってはウザいだけ、そうだろ違うか?」
違くはない…が
「でもなちゃんとその想い聞いてやらなければダメなんだ、じゃなきゃマジで 一生後悔する事になる」
確かに、そうかもしれないけど。
「ふっ、素直じゃん反抗期のわりには クスッ」
俺はなんだか不思議な感じがしていた、なんでだろう
「んっ?」
何故だか分からないが俺、あんたに会ってみたい。
「宏光…」
このとき、そう思っている自分がいたから。
北「なまえ名前だけでも、教えてくれ」
その言葉に優しさを感じ。
「太輔、そう呼んでくれたらいい」
太…輔‥
「じゃ、明後日に会うのを楽しみにしている」
ふわっと再び風が頬を撫で、声は徐々に遠退いて行く。
これが、藤ヶ谷と俺が初めて言葉を交わしたときだった
そして、このあと知ることになるんだ。
1000年のときを超え自分を想い続けてくれた、その熱き想いを。
明後日、深夜2時だな。
「そいつの事を覚えていればの話しだけど」
忘れるもんか。
「その根性、気に入った宏光」
なんで俺の名を?
「ずっと見ていたからさ」
いつから?
「お前が生を受けた日からずっと、フッ」
あんた、いったい誰?
北「おい答えろ」
ふわっと風がまた吹き俺の頬を撫でる。
「今は家に帰るんだ、そして親孝行をしてやれ。その日までに」
なっ…
「子を思う親の気持ちは、ときには強すぎて暴走してしまう事もある」
何が言いたい?
「だが子にとってはウザいだけ、そうだろ違うか?」
違くはない…が
「でもなちゃんとその想い聞いてやらなければダメなんだ、じゃなきゃマジで 一生後悔する事になる」
確かに、そうかもしれないけど。
「ふっ、素直じゃん反抗期のわりには クスッ」
俺はなんだか不思議な感じがしていた、なんでだろう
「んっ?」
何故だか分からないが俺、あんたに会ってみたい。
「宏光…」
このとき、そう思っている自分がいたから。
北「なまえ名前だけでも、教えてくれ」
その言葉に優しさを感じ。
「太輔、そう呼んでくれたらいい」
太…輔‥
「じゃ、明後日に会うのを楽しみにしている」
ふわっと再び風が頬を撫で、声は徐々に遠退いて行く。
これが、藤ヶ谷と俺が初めて言葉を交わしたときだった
そして、このあと知ることになるんだ。
1000年のときを超え自分を想い続けてくれた、その熱き想いを。