千年の花嫁
第2章 甦った伝説
・北山side
その晩、ニカは朝になっても帰って来なくて。
父「どういうことだ高嗣はどこへ行った?」
母「だから言ったじゃないですか、あれだけ反対したのに」
父「そうじゃない、お前はなぜ止めなかったと聞いているんだ」
母「私は宏光を、クッ」
父「高嗣なら神隠しにあっても構わなかったとでも」
母「そんなんじゃ」
北「もうやめろって2人とも」
俺は、堪らなくなって外へ飛び出してく。
母「待って宏光、どこへ行くの」
大人なんて嫌いだ、責任を擦り付け合ってばかりでよ。
走って辿り着いたところ、そこは稲荷神社。
北「ニカ、昨日ここへ来たのか?」
ギィーッと開けた扉の中には狐の嫁入り記録帳が置いてある。
とたん、ふわっと風が通りすぎ頁がぺラペラとめくれたかと思ったら目の中へ飛び込んで来たのは…
【○月○日○時、五関晃一嫁入り】
【○月○日○時、戸塚祥太嫁入り】
【○月○日○時、二階堂】
えっ、ちょっと待って!あいつがいなくなった事はまだ誰にも言ってないはず。
【二階堂 高嗣 嫁入り】
なのにどうして?
「知りたいか」
と、それに答えるかのように突然 声が聞こえ。
北「あぁ、知りたい教えてくれ」
ニカに、みんなに会いたいんだ。
「分かった…」
俺は、深く考えることなく瞬時にそう叫んでしまい。
「どうなっても後悔しないっていうのなら、フッ」
しない、絶対に!
その晩、ニカは朝になっても帰って来なくて。
父「どういうことだ高嗣はどこへ行った?」
母「だから言ったじゃないですか、あれだけ反対したのに」
父「そうじゃない、お前はなぜ止めなかったと聞いているんだ」
母「私は宏光を、クッ」
父「高嗣なら神隠しにあっても構わなかったとでも」
母「そんなんじゃ」
北「もうやめろって2人とも」
俺は、堪らなくなって外へ飛び出してく。
母「待って宏光、どこへ行くの」
大人なんて嫌いだ、責任を擦り付け合ってばかりでよ。
走って辿り着いたところ、そこは稲荷神社。
北「ニカ、昨日ここへ来たのか?」
ギィーッと開けた扉の中には狐の嫁入り記録帳が置いてある。
とたん、ふわっと風が通りすぎ頁がぺラペラとめくれたかと思ったら目の中へ飛び込んで来たのは…
【○月○日○時、五関晃一嫁入り】
【○月○日○時、戸塚祥太嫁入り】
【○月○日○時、二階堂】
えっ、ちょっと待って!あいつがいなくなった事はまだ誰にも言ってないはず。
【二階堂 高嗣 嫁入り】
なのにどうして?
「知りたいか」
と、それに答えるかのように突然 声が聞こえ。
北「あぁ、知りたい教えてくれ」
ニカに、みんなに会いたいんだ。
「分かった…」
俺は、深く考えることなく瞬時にそう叫んでしまい。
「どうなっても後悔しないっていうのなら、フッ」
しない、絶対に!