千年の花嫁
第19章 愛する人へ
・塚田side
塚「何を考えているの」
五「別に」
あれは、トッツーと蓮が妖狼に襲われ宮田が大怪我を負った時だった。
五「塚ちゃん、お願いがあるんだけど」
とつぜん、予想だにしなかった事をごっちが言い出したのは。
塚「それはちょっと」
五「頼むよ」
塚「俺の一存でOKできる事じゃないし」
五「分かってる、けど藤ヶ谷に言ってもダメだっていうと思うから」
塚「ごっち」
五「護られてるだけじゃ嫌なんだ自分の身は自分で」
やっぱ気にしていたんだね、自分たちを護る為に俺たち妖狐が傷を負ったり命を落としたりすることを。
塚「あくまで護身用、戦うためじゃないって言うのなら」
五「ありがと塚ちゃん」
が、渡した短刀を見つめ遠い眼をしているごっちを見て心配になる。
宮「塚ちゃん」
塚「みんな出発した」
宮「うん、ねぇ本当にここにいるつもり」
塚「ごっちが動かないって言うんだから仕方がないさ」
ほら、また。
宮「なら子供たちだけでも連れてくね」
塚「何を考えているの」
五「別に」
あれは、トッツーと蓮が妖狼に襲われ宮田が大怪我を負った時だった。
五「塚ちゃん、お願いがあるんだけど」
とつぜん、予想だにしなかった事をごっちが言い出したのは。
塚「それはちょっと」
五「頼むよ」
塚「俺の一存でOKできる事じゃないし」
五「分かってる、けど藤ヶ谷に言ってもダメだっていうと思うから」
塚「ごっち」
五「護られてるだけじゃ嫌なんだ自分の身は自分で」
やっぱ気にしていたんだね、自分たちを護る為に俺たち妖狐が傷を負ったり命を落としたりすることを。
塚「あくまで護身用、戦うためじゃないって言うのなら」
五「ありがと塚ちゃん」
が、渡した短刀を見つめ遠い眼をしているごっちを見て心配になる。
宮「塚ちゃん」
塚「みんな出発した」
宮「うん、ねぇ本当にここにいるつもり」
塚「ごっちが動かないって言うんだから仕方がないさ」
ほら、また。
宮「なら子供たちだけでも連れてくね」