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・藤ヶ谷side

あれから数年―



北「太輔、忘れ物はない？ハンカチ・ちり紙」

藤「ひろ、俺は子供じゃないんだよ」

北「でも俺よりは年下だ」



ニヤッと笑う宏光。



藤「あぁーそうだな今は俺の方が若い ﾆｯ」

北「うっ、だからなんだわ」

藤「ｸｸｸｯ」

北「なに」

藤「だけど相変わらず背は低いし､ｸｽｯ」

北「はあっ？お前が毎晩襲って来るから縮んじゃったんじゃないか」



なんだ？その言いぶんは。



玉「あぁーもう朝から煩いなぁ」

北「タマ、聞いてくれよ太輔ったらさ」



そして、何故だか同居しているタマ。



藤「なぁ、お前いい加減みやのところへ戻れば」

玉「あいつが反省したらね」

藤「別に浮気したわけじゃないんだろ」

玉「それでも」



なんでも宮田が…



宮「だから佐久間は親友だってばぁ」

玉「妖狐の親友ね、いつの間に知り合ったわけ？」

宮「ｷﾞｸｯ、それは」

玉「俺に内緒で行ったんだ裏稲荷に、ｷｯ」



内緒ごとと嘘をつかれるのが大嫌いなタマは、怒って家出をし。



宮「横尾さん、ニカあぁ」

横「情けない声を出すなってぇ」

ニ「佐久間ってあれだろ塚ちゃんの」

宮「そう世話係り」



それが問題なんだ、なんてったって漣は初めみやにアプローチしてたから。

タマとしては気分が悪い。