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俺は彼を愛してる

第3章 first impact

一鳳さんが戻って来る迄に
皆がホストである事と
一鳳さんの元同僚である事を聞いた

食べ終わった男の子達が
誰と同伴とか
どこでキャッチするとかを話して
出ていった

ダーツをしようとした子達に
一鳳さんは
「今日は無し」
と 声をかけて
自分は 寝酒と称して飲みだした

僕は長居してて良いのかしら?
と思っていたら
「花ちゃんも何か飲む?
俺のおごり」

「昼間っから お酒ですか? ウフ
贅沢ね 頂きます」
思いのほか 有意義な午後に
気分が良く成ってきた

「花ちゃんさぁ
今 付き合ってる人いんの?」

「あはは 居ません」
一鳳さんからの質問に
ボキャブラリーの無い返事をしながら

今度 ツー君に会えた時の
シミュレーションを繰り返した

謝んなくちゃ
名乗らなくちゃ
今度は怒らせたくない

食器洗いをしている男の人に
見とれて居るうちに
頭の中も
整理出来てきた 気がした

テツと呼ばれる そのホストは
多分一鳳さんが好きだと思う
パートナーかしら?

洗い物が終わったのを見て
一鳳さんが立ち上がり
裏へ行くみたいだった




 

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