テキストサイズ

俺は彼を愛してる

第3章 first impact

お店の裏に続くドアの方から
視線を感じて

そちらを見ると
そこにはツー君が立って居た

僕は 思わず立ち上がった
「こんにちわ 昨日はゴメンなさい
逃げ出して
僕は花井って言います 花井 勇樹」

シミュレーション通り挨拶出来て
ホッとした

ツー君が笑ってくれて
嬉しかった

「付き合って欲しいけど
俺こんなデカイし 迷惑かなぁ」

え?
今何と おっしゃいました?
あれ?ドッキリ?
カメラ回ってんの?
にしたって…

「あのぉ~
ツー君もゲイなのかしら?」

「うぅ~ん
誰かを好きになっのは 初めてだから
多分ノーマル
だって 俺 女」

「え"!? ...僕ゲイなのよ いいの?」

「うん
だから
好きになっちゃったんだって」

そそ そうかぁ
好きになっちゃったのかぁ

僕も好き

するってぇと
僕もノーマルかなぁ
自分の事なのに
よくわからなくなってきたなぁ

ノーマルなら
実家帰れるじゃないのよ

えい!
今は そんな事 良いのよ

グルグル
頭が とっ散らかってきたわ

「俺が女じゃダメ?」

 

ストーリーメニュー

TOPTOPへ