テキストサイズ

俺は彼を愛してる

第6章 peace

一(はじめ)は 店名に因んで
深夜1時がラストオーダーで

混んでない限り俺は解放される

寝てるかもしれないけど
ユウに電話した

やっぱり出てくれない…チェ

結局我慢出来なくて家まで行った

インターホンを鳴らすと
なぜかドアに何か当たる音がした

「ガン… ゴンゴン」

試しに開けてみたら鍵が開いてて
ユウが倒れてる!
しかも靴のままドアを蹴ってた

「ユウ 大丈夫?!」

「う"ぅ~ み… みず ぎもぢわるぃ~」

「水? キモい?トイレどこ?
間に合わねぇか 洗面器?!」

「お なか すいた かも…」

「え?食えるの? ちょっと 家入るよ」

ユウを布団に運んで
紺野家特性 ネギ味噌雑炊を作った

「わぁーツータンが僕の家に居るぅ~
僕 お腹へり過ぎて
幻覚が見えてるのかなぁ
こんなに幸せで 死んじゃうのかなぁ
ツータンの手料理が食べられるなら
良いかも」

死ぬ なんて
死が身近にねぇヤツの台詞だ




 

ストーリーメニュー

TOPTOPへ