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オキナグサ

第7章 取り付けとお泊り


お互いのことを少しずつ話して
世間話もして


食事を食べ終わったらソファに移動して飲み直して


なんか酒回ってきたかも
頭がぼーっとする

さっきから調子に乗って俺ばっかり喋ってる気がするし

朝陽さん退屈じゃないかな?

しかも俺、さっきから朝陽さんが俺の話にどんな反応してたのかすら記憶にない

相手に気を配れなくなる程とか
流石にまずい

不安になって酔いが冷めてきた


「あー……ごめん、朝陽さん。俺ちょっと酔ってたみたい。俺ばっかり喋ってごめん。退屈じゃなかった?」
「んー…? ふふふ……」


え……なんか、笑って……?


不思議に思った次の瞬間には、朝陽さんの頭が俺の肩の上に預けられていた


「朝陽さん、酔ってる?」


そーいえば朝陽さんって酔うと言動がちょっとおかしくなるんだっけ

さっきまでは普通に飲んでただけの気がするんだけどな


「酔ってないよ? ふふ……ふふふ……」


いや、酔ってるよ

ずっと笑ってるし


上機嫌な朝陽さんも可愛いけど

いつもカッチリしてる人だからか、余計にギャップがすごいな

「んー……んー……っ」
「なに? 今度はどうしたの?」

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