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オキナグサ

第7章 取り付けとお泊り


「呼んだだけー」


えへへって、なにそれ
本当に可愛い


「悪戯っ子可愛いね。ぐりぐりしてやるー」
「わーっ! やめてぇ!」


両手でわしゃわしゃって頭を撫でると、身を捩りながら嫌がったそぶりを見せつつ喜ぶ朝陽さん


きゃっきゃっ、と喜ぶ姿は完全に子供


なにこの可愛いの
困るな

ほんと、外で飲ませないようにしないといけないかな

いやでもラブホ街で絡まれてた時はそこそこ理性があったような気がするから、気が抜けるとこうなるのか……?


「ふ、ふふっ……ふふふふ……」
「ご機嫌だね?」
「んー? うんー……ふふふ」


あ、でも思い出したら腹立って来た
あのハゲに

一旦やめたけど、やっぱり復讐してやろうかな


「ひじりくん?」
「なに?」
「こわいかお、してる」


あー、それはまずい


「だめ、こわいの」
「ん、そうだね。ごめん」


俺の膝の上から手を伸ばして俺の頬に触れる朝陽さんが可愛くて、なんかまぁいっかって気持ちになる

可愛いな


「ん……ふ……」
「やっぱり眠いんじゃない? ベッド行く?」
「や、ら……きょ、たのしみ……してた、から……」


今日楽しみにしてたから、って言った?

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