テキストサイズ

オキナグサ

第10章 安定と安心


と、差し出された箱には『1人で出来たね! が、ちゃんと見える』と書かれている


「おまる……」


小さい頃の記憶はそこまで鮮明に残ってないけど、これまで使った記憶はない

漫画やテレビで見たことがあるような
そんなレベル


しかもそこに『ちゃんと見える』と書いてあるだけあって、本体は何故か透明


「これに、しろって……?」


子供用に小さな和式トイレの形になっているのが恨めしい


「もしかして、今行きたかったのか?」
「え!? ち、違っ……朝陽さん!!」


裸で寝転んでいた俺の身体を起こして朝陽さんに背中を預けるようにされると、子供用のおまるの中には些か不釣り合いな俺のちんこを入れる


尿瓶みたいな使い方すんな……!!!


暴れようともがいてみるけど、その時腰にまだ激痛が走っていた俺には激しい動きは出来なくて


「ほら、いいぞ」


されるがままに、朝陽さんに下腹を撫でられた


「ん、出ないか?」
「出ない! まだトイレ行きたくなかったから!」
「そうか、手伝ってやろう」


不穏な言葉を吐いた朝陽さんは、次の瞬間おまるに入れられた俺のちんこを手でゆっくりと擦り始めた

ストーリーメニュー

TOPTOPへ