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オキナグサ

第4章 告白


ごめんねタカさん
そしてありがとう
いいタチに会えますように

ママも、庇ってくれてありがと
今度高いお酒頼みに来るね


俺は戦場に行く兵士のような気持ちで、肩に置かれていたタカさんの手を優しくどけた


「ミホ……?」
「行ってくるよ。あんまり他の人に迷惑かけられないし。今日話したら、今後もうこうやって他の人に迷惑かけたりしないでね」
「はい、お約束します」


そこは謝罪するべきだろ


とか、タカさんの心の声が聞こえてくるようだ


「ママ、騒いでごめん。これお釣りいらないから。また近いうちに顔出すね」
「ミホちゃん……絶対よ?」


いい人に恵まれたなぁ


「さ、行くよ」
「はい!」


さて、どうなるかな


お店を出て、近くの公園へ
ハッテン場になってない公園は、近くだとここぐらいしかない


「あの、座りませんか?」
「長く話すつもりはないから、座る必要ないよね」
「……っ」


何で傷ついた顔するの

迷惑を一方的にかけられたのは俺の方なんだけど


「で、なに? 話って」


大体検討ついてるけど


「あ……、あのっ、ミホさんのこと、好きです!! 付き合って下さい!!!」


ほらね

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