完璧な駄犬と憂鬱な秘書
第4章 丸井さんの話し
被害届けは出さなかった――――…
別れるための手付金として…
飲み込むことにした
しかし――――…彼と過ごしたあのアパートには住みたくなくて…
直ぐに引っ越しをした
部屋を出る時…一瞬振り返ろうと思ったが…
私は、振り返らず扉を閉めた――――…
それからは…無くした貯金を貯めると言う目標の元…頑張って働いた――――…
そうして、新しい生活をスタートさせると…気持ちの重荷が無くなった事により仕事が上手く回り始めた――――…
社長秘書に任命され…今まで以上に頑張った
そこで…今の婚約者と出会った…