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完璧な駄犬と憂鬱な秘書

第2章 完璧な別れと憂鬱な出会い


「――――話しは…それだけ?」



「あ、――――…うん、今までありがとう」




私は、伝票を手に席を立った――――…



「あっ…支払い…俺が…」



「そうね――――…慰謝料的な兼ね合い込みで……支払っても罰は当たらないわよね」



私は、見下すように彼に伝票を渡し…カフェを出た



彼の…落ち込んでいる顔が想像できたが…







お前がそんな顔をするな!!



落ち込みたいのは!泣きたいのは!私だ!




と、やり場のない怒りを内に秘めるしかなかった――――…




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