完璧な駄犬と憂鬱な秘書
第4章 丸井さんの話し
沈黙が――――…つらい
私は、席を立ち出口に向かう…
何も言わないのが…答えなのだろう…
「鉄也さん…ごめんなさい――――…さよ…」
「香織…まって――――…その…流された写真は…僕は見れないのかい?」
「――――――――え?」
鉄也さんの発言に意味がわからず振り替える…
すると、私を引き止めるために必死に言葉を発したのだと気がつく…
「///え、え――――――――…ほら、なんだ――――…香織のそう言う姿を…婚約者である僕が見てないのは…ず、ずるいじゃ…ないか…」
彼はあたふたしながら言葉を続ける…
「///え――――…あ…何個かは…私のスマホにも送られてきたから…あるけど……見たい…の…?」