完璧な駄犬と憂鬱な秘書
第2章 完璧な別れと憂鬱な出会い
「――――…な、なんで…」
さっきの今である――――…爆発してしまうのは目に見えている…
だが…今日会ったばかりの男性に…そんなことをしていいのだろうか?
「あ、いや――――…悪いです」
「大丈夫です!女性に強く罵られたい人種です!わたしは!お気になさらず!」
さらに――――…引きました…
でも、そこのバーにいる人達は…罵るのも…罵られるのも…苦痛じゃない感じがして…清々しくさえ思えてきた…
「――――…じゃぁ…少しだけ…」
「ラッキー!私、長身のベリーショートの女性に強く言われるの…たまらなくそそられてしまうんですよね!
今日、貴方と出会えてここにこられて好運です!」
完全に――――…引きました…
でも…私は…笑っていました…