完璧な駄犬と憂鬱な秘書
第6章 完璧なご褒美に憂鬱なお仕置
予定表を提出し秘書課を出る――――…
社長室に戻るまでに、曽根がその日に拘った理由を知り――――…何だか胸が暑くなった
「///…なんか…うれしい?のかな?」
私をここまで思ってくれる男性がいただろうか?
――――…そりゃぁ…付き合いたてだったらそうかも…
元カレだって――――…私の事を愛してくれていたはずだし…思ってくれていた…はず…よね?
でも――――…結局…私は浮気され捨てられた訳だから…
そんなのは幻…幻想に過ぎなかったって事だ…