完璧な駄犬と憂鬱な秘書
第2章 完璧な別れと憂鬱な出会い
始めて――――…見知らぬ男と…一夜を共にしてしまった…
罪悪感…
でも、なんだか体も気持ちもスッキリしていた――――…
「はぁ、はぁ…ライカ…すっげぇ…気持ち良かった――――…こんなに、出したの久しぶり!」
ベッドの中で抱きつかれて…鬱陶しいと感じながらも…
体中のベトベトさえ…ありかな…と、思えるほどだった
が――――…ベッド周の散乱を目の当たりにして…疲れがどっと出た
「私が片付けようか?」
「明日…休みだし――――…明日片付けるから…大丈夫」
「そう?なら――――…「あ、玄関そっちです…気を付けて帰ってくださいね…」
私は、そのまま寝てしまった…
次の日――――…
目が覚めて…なんとも言えない気持ちと二日酔い襲われた…
部屋は綺麗に片付けられ…
私の体は濡れたタオルで綺麗にされ――――…寝かされていたのだから…
律儀な金髪だったな…と、思いながら…
財布とか取られてないか速攻確認した!
何も取られてないし、盗聴とか盗撮もです多分…されていない――――…
部屋に上げたのは迂闊だった
もう、あんなことはしない――――…
私には…仕事だけだ――――…頑張ろう…
そう私は…固く誓った――――…