完璧な駄犬と憂鬱な秘書
第8章 完璧な誕生日と憂鬱なプレゼント
「///フフフ…私もナデナデされて気持ちいいです…」
曽根はもっと撫でて?と、言わんばかりに頭をグリグリしてくる
「いい子で待っていたご褒美…あげないとね」
私は曽根のふわふわな髪を無造作に掴み…少し引っ張ってみた
「///アッ――――…あん!あっ、ライカァ~…あっ、、あっぁぁぁぁ…」
グイッと引っ張った事により顔が上に向く――――…
曽根は少し、苦しそうな顔をするが…息苦しさとは裏腹な顔を私に見せる
「///ん?ジンは…こっちが似合ってるみたいだけど…
頭ナデナデだけの方が…良かったですか?」
「///ナデナデ…も…いいけど――――…こっちも…いい…です…」
曽根は嬉しそうに口角を上げる――――…
整った顔立ちの男が…年下の女に髪を掴まれ苦しそうな顔をする…そんな絵図…誰が予想できようか…