完璧な駄犬と憂鬱な秘書
第8章 完璧な誕生日と憂鬱なプレゼント
「ジン…好きよ」
「?…!?っっ////ラ、ラ…ライカ…!///ライカ!ライカァ!」
あ…
あ///あっ…あ////ぁぁぁ!
私――――…私…今…“好き”って…
言った?
曽根を見ると嬉し泣きと髪の毛の痛さが混ざりあった…とてつもなく不細工な顔になっている!
「///やっと…やっと…――――…言ってもらえました!
ライカ…私も…私も好きです…好きすぎて!ライカに尽くすことしか考えられません!」
――――…いや…曽根が社長で私が秘書なのだから…尽くすのは私の役割りだと思うが…
「――――…まっ、いいか…」
私は曽根の流した涙を指で拭い――――…
「フッ」
と、鼻で笑ってやった――――…