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完璧な駄犬と憂鬱な秘書

第2章 完璧な別れと憂鬱な出会い


これほどまでに…自分のしたことを悔やんだことはあっただろうか…



「――――…で、春日さんから…私に…秘書を変更させた――――…なんて言わないですよね?」



私は、ジロリと新社長を睨む…



「///――――…ん、んん…まさか、そんな事はしないよ…元々、僕の秘書は君の予定だったからね…変更も何も――――…

でも、そんな目で私を睨んでくれんなら…変更したって、言った方が良かったのかな?」





――――…相変わらず…引きます…



「じゃぁ…なんで――――…」


「年配の役員さん達は私の就任に不満なんだよ…

どこぞで失敗してくれないかと手薬煉引いて待ってる訳だよ…

で、取り合えず春日さんと神谷さんで新社長の件で揉めてもらおうって魂胆だったとおもうよ?」





「はあ?――――なんですかそれ…」



私はその見解に腹が立ってきた…



「どうだった?役員の思惑通り…秘書課は険悪でしたか?」




「ええ、体感温度は氷点下でしたよ」



「///そ、それは…それは…///災難だったね」


絶体…“災難”とは思っていないはずだ…


しかも、少し息が上がっている…何を想像しているんだこの変態は…






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