完璧な駄犬と憂鬱な秘書
第2章 完璧な別れと憂鬱な出会い
「ま…役員から恨まれてもおかしくないって気はしますね――――…
曽根社長…若いですよね?先月まで金髪で遊び歩いている訳ですから…」
「///へへへ…そうですか?こう見えて34です」
「はあ?34?!三十路過ぎたら人間は真面目になるんじゃ無いんですか?!私はてっきり…20代後半のオチャラケた浪人大学生かと…」
私は新社長の実年齢に――――…リアルに引いた
見た目若々しくど~見ても20代…
遊びは好きなのに…擦れてない不器用な感じがした…
でも、背は高く鍛えられた身体には、男の余裕も見えた――――…
ハッキリ言えば――――…よく分からない人間だった!