完璧な駄犬と憂鬱な秘書
第10章 完璧なライバルと憂鬱なご主人様
「ここのホテルは支店も含めて5件都内にありますから…
派遣する人数等も考えなくてはいけませんね…
スタッフの待機している場所の広さも…考慮しなくては…」
ビジネスマンをターゲットにしたホテルではあるが…建物自体は大きい――――…
今のスタッフでカバー出きるだろうか…
「警備員の採用枠増やした方がいいのでしょうか?」
曽根は真面目に書類を見ながらブツブツと呟きデスクに戻る――――…
「今度、ホテルの視察に行来ましょう!ね?ライカ?」
「畏まりました…予定を確認しておきますね」
「///はい!よろしくお願いいたします」
曽根が…やけに…ニコニコしていたが…
スルー…つーが…嫌な予感しかしない――――…